啓蟄(けいちつ)〜朝のつらさも、やわらぐ季節。〜
啓蟄とは冬籠りの虫が這い出る季節
啓蟄は現在、だいたい3月6日頃とされています。
期間としての意味は、3月6日頃~3月20日頃まで。
冬眠していた虫たちが、大地の暖かさに気づき起きてくる季節です。
ちょうど、虫が飛んでいるのを、頻繁に見かけるようになりました。そんな季節です。
七十二候(しちじゅうにこう)
七十二候とは、古代中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間のこと。各七十二候の名称は、気象の動きや動植物の変化を知らせる短文になっている。中には、「野鶏入水為蜃」(キジが海に入って大ハマグリになる)のような実際にはあり得ない事柄も含まれている。古代中国のものがそのまま使われている二十四節気に対し、七十二候の名称は何度か変更されている。 日本でも、江戸時代に入って渋川春海ら暦学者によって日本の気候風土に合うように改訂され、「本朝七十二候」が作成された。現在では、1874年(明治7年)の「略本暦」に掲載された七十二候が主に使われている。俳句の季語には、中国の七十二候によるものも一部残っている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%83%E5%8D%81%E4%BA%8C%E5%80%99
初候
蟄虫啓戸(ちっちゅう こを ひらく):冬蘢りの虫が出て来る(日本)
桃始華(もも はじめて はなさく):桃の花が咲き始める(中国)
次候
桃始笑(もも はじめて わらう):桃の花が咲き始める(日本)
倉庚鳴(そうこう なく):山里で鶯が鳴き始める(中国)
末候
菜虫化蝶(なむし ちょうと けす):青虫が羽化して紋白蝶になる(日本)
鷹化為鳩(たか けして はとと なる):鷹が郭公に姿を変える(中国)
啓蟄にベストなお茶はこちら!
生き物も春を感じで元気になってくる。そんな季節にオススメのお茶はこんなお茶
お子さんと一緒に美味しく楽しめる、玄米茶がオススメ。
京都利休園の玄米茶は一味違います!
朝にホッと一息
「朝茶に別れるな」「朝茶は福が増す」「朝茶は七里帰っても飲め」などのことわざがあるように、朝に飲むお茶は1日を決定づけるモノとして古くから愛されているんです。朝がちょっと余裕を持てるようになってきたこの時期から、朝にお茶を飲む習慣を身につけてみてください。何か今までと違う自分と出会えるかもしれませんよ。
それぞれの意味
「朝茶に別れるな」
朝のお茶は、今日一日の災いから守ってくれと言われています。「朝一杯のお茶を忘れることなく飲め」という意味があります。飲み忘れると縁起が悪いとも言われています。
「朝茶は福が増す」
朝、お茶を飲めば、その日一日のさまざまな災難を逃れることができるという意味で、昔から朝茶は良いものとされております。信仰のようなものさえあったようです。そこから、神仏から恵み与えられる幸運を意味する「福」が増すと表現されたのかもしれません。
「朝茶は七里帰っても飲め」
朝茶とは、朝に飲むお茶、また朝にお茶を飲む習慣のことです。飲むのを忘れて旅に出たら、たとえ七里の道を帰ってでも必ず飲むべきだという意味の言葉です。